【阪神JF】ジャック絶好5番

 「阪神ジュベナイルF・G1」(9日、阪神)

 持ち前の先行力を生かせそうだ。3枠5番を手にしたのはプリンセスジャック。枠順発表前に福永は「もし外枠になったとしたら、そのまま外を回して簡単に勝てるような相手関係じゃないね」と話していたが、決定を聞いて「お、ナイス!」と破顔一笑。グレード制導入の84年以降で3頭の優勝馬を輩出している験のいい枠。自身も02年にピースオブワールドで頂点に立っている。間近に迫った大舞台に向けて、追い風が吹き始めてきた。

 前走のファンタジーSは、ゲートで暴れた馬に気を取られて痛恨の出遅れ。0秒8差の4着という結果は致し方なしだが、これを力負けと判断するのは早計だろう。加用師は「状態は変わらず悪くないよ」と淡々とした口調で仕上がりに自信をのぞかせる。母ゴールデンジャック、半兄サイドワインダーの背中も知る鞍上に「そういう愛着もあって、この馬を選んでくれたんだろう。折り合いはつくし、条件的には問題なし。スムーズな競馬をしてくれれば」と期待を込めた。

 阪神JFで史上最多の3勝を挙げている福永は、10年レーヴディソール、11年ジョワドヴィーヴルに続き、同一G1・3連覇の記録もかかっている。「これまで強い馬に乗せてもらっていたからね。ただ、今回もノーチャンスじゃない」。レース当日は36歳の誕生日を迎える。最も勝ち方を知る舞台で、ジャックを鮮やかにエスコートしてメモリアルVを飾る。

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