【カペラS】フォーチュン鬼脚
「カペラS・G3」(9日、中山)
力が違った。シルクフォーチュンがメンバー最速の上がりを駆使し、重賞3勝目をゲット。道中はいつも通りに後方から進めたが「レースを見てはいたが、これほどまでとは」と名手・横山典が舌を巻くほどの末脚を繰り出し他馬を圧倒した。
藤沢則師は破壊力を引き出した鞍上への称賛を惜しまない。「依頼したときに、ジョッキーが“俺にピッタリ”だと言ってくれた。その通りに結果を出すのだから頼もしい」と笑顔で語る。鮮やかなエスコートに目を細め、早々と次走以降のコンビ継続も発表した。
久々の重賞Vで再び上昇気流に乗った今、その視線は来年へと向けられた。連覇がかかる根岸S(1月27日・東京)をステップに、今年2着に敗れたフェブラリーS(2月17日・東京)へ。悲願のG1獲りへ突き進む。