【朝日杯FS】エーシントップ一番時計
「朝日杯FS・G1」(16日、中山)
栗東坂路では3戦3勝のエーシントップが12日、迫力満点の動きを披露した。
目標の一戦へ万全の仕上げだ。デビューから3戦3勝のエーシントップが栗東坂路で躍動した。4F51秒2はこの日の一番時計。もともと攻め駆けするタイプだが、今回も2歳馬としては破格のタイムをマークした。
前半から快調に飛ばした。2、3F目に12秒台前半のラップを刻んで、ラスト1Fは13秒3でまとめた。文句なしの最終デモ。西園師は「2歳馬ではなかなか出せない時計だよ。身体能力が違うね」と満足げな表情を浮かべた。
レースを重ねるごとに進化している。デビュー時はハナを切ってスピードで押し切る粗削りなスタイルだったが、前走の京王杯2歳Sでは2番手でじっと我慢。器用なレース運びで初重賞をゲットした。「競馬を理解してきた。頭のいい馬」と成長ぶりに目を細める。
2年前の朝日杯FS、西園厩舎は1番人気のサダムパテックを送り込んで4着。苦杯をなめた。「コディーノという強い馬がいるけど、何とか、あのときの雪辱をしたい」と力を込める。強敵を撃破し、無傷での戴冠を目指す。