【有馬記念】トレイル追い切り“追試”

 「有馬記念・G1」(23日、中山)

 ブリーダーズCターフ4着以来のトレイルブレイザーが21日、“追試”を受けた。19日の栗東坂路の最終追い切りが、4F56秒3‐42秒3‐14秒5と物足りない内容に終わったことによる臨時追加トレーニング。同坂路でスタートからリズム良く駆け上がると、ラスト2Fのハロン棒を合図に気合をつけられた。4F57秒2‐42秒2‐13秒7とスッとしまいを伸ばし、しっかりラップを刻んだ。

 池江師から事前に出た15秒0‐15秒0‐13秒5‐13秒5の指示。ほぼその通りの時計を計時したが、調教をつけた岩崎助手は「坂を嫌がっているのか、最後はやめている感じですね」と慎重な姿勢を崩さない。「ただ、動きは時計ほど悪くないし、硬さもない。体つきもいい。強めにやったことで気合が乗り、競馬でスイッチが入ってほしいですね」。3冠トレーナーから課せられた“追試”。その合否は23日の中山競馬場で明らかになる。

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