【有馬記念】親子制覇に目を潤ませる父

 「有馬記念・G1」(23日、中山)

 G1馬7頭が集結したグランプリを制したのは、古馬と初対決ながら1番人気に推された2冠馬ゴールドシップ。須貝尚介調教師(46)は、82年の有馬記念を制した父・彦三氏(71)との親子制覇を達成した。

 万感の思いを抑えられなかった。父・彦三元調教師は目を潤ませる。「言葉にならないぐらいうれしい。現役のときに勝って、30年になるのかな。こんな偶然があるもんかなって…ハラハラしたし、力が入った」。ヒカリデユールで制した82年有馬記念の記憶がよみがえったという。「あれこそ出遅れて、後ろからになって…。アンバーシャダイに負けたと思ったけど、勝てた。そういう思い出がパーッとね」と親子制覇を喜んだ。

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