【京都金杯】へび年でもショウリュウ
「京都金杯・G3」(1月5日、京都)
上昇機運は間違いなし。重賞Vで辰(たつ)年を締めくくったショウリュウムーンが、勢いに乗って新年一発目のタイトルをつかみ取る。「すこぶる順調。引き続きいい状態ですよ。どっしりとしているし、今がまさに充実期だと思う」と担当の北岑厩務員は25日、目下の仕上がりに胸を張った。
前走の朝日CCは、中団の馬群から絶妙なタイミングで抜け出して快勝。全17頭が0秒6差以内という大接戦を制し、重賞3勝目を挙げた。「持っている力を全て出せた」と仕上げ人は振り返る。以前に比べて調教メニューも増やした。「バリバリ乗れています。強い調教にも耐えられる馬になった」と目覚ましい地力アップに満足そうだ。
2勝をマークする淀のマイル戦は好条件。前回の京都金杯は4着に終わったものの、のちのG1馬サダムパテックに先着を果たしている。「後ろから行く馬なので展開の助けは必要になるけど、そこは秋山ジョッキーの手腕に期待」。さらなる高みを目指し、会心の走りを見せつける。