【中山金杯】オオゾラ年男が決める

 「中山金杯・G3」(5日、中山)

 復活を狙うコスモオオゾラが2日、躍動感のある走りを見せた。追い切りは美浦W。先行した3頭を目標にして、5F68秒5‐39秒1‐12秒4の時計を記録した。騎乗した柴田大は「仕掛けてからの反応は良かったし、動きも良かった」と好感触。復調気配が漂っている。

 パートナーの柴田大は巳(み)年生まれの年男。昨年は同馬とのコンビで弥生賞、マジェスティバイオで中山GJを制覇。勝利数も41勝と自己最多を記録した。「今年はそれ以上の成績を残したい」と力が入る。デビューした96年に27勝、翌年に29勝と好ダッシュを決めたものの、そこから思うように勝てない年が続いた。どん底からはい上がり、再び浴びた脚光。「あの時期の自分は甘かった。今は勝てるチャンスのある馬に乗せてもらっているし、今年は平地で重賞、G1を勝ちたい」と意気込む。

 中山巧者のコスモオオゾラも当然“勝てるチャンス”がある馬だ。確固たる地位を確立するためにも、年男が正月伝統の重賞戦で好発進を決める。

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