【中山金杯】ジャスタ重賞V2へ自信
「中山金杯・G3」(5日、中山)
“最強コンビ”に導かれ、今年は大きな飛躍を遂げる。明け4歳のジャスタウェイが3日、2つ目の重賞タイトルの獲得を目指して栗東坂路で最終追い切り。時計は平凡ながら、予定通りのメニューを消化し態勢を整えた。内田博&須貝厩舎はゴールドシップで昨年の有馬記念をV。年始を飾るG3でも引き続き主役を張ってみせる。
3歳の身で挑んだ前走の天皇賞・秋は6着。今年の飛躍を予感させるジャスタウェイが、力強く第一歩を踏み出す。
栗東坂路の最終追いは併せ馬。4F56秒0‐40秒7‐14秒0でマコトリヴァーサル(4歳1600万下)と並入した。時計は地味でも須貝師に不安の色は皆無。「年末にしっかりやっている。それに輸送もあるから。調整はこんなもんで十分だよ」と余裕の表情で合格点を与えた。
3歳時にアーリントンCで重賞初V。早い段階から素質の高さを見せていた一方で、体質の弱さも目についた。「以前は追い切り後、レース後のメンテナンスに時間がかかった」と指揮官は言う。本格化ムードが漂い始めたのは昨秋。G1・3勝馬ゴールドシップの調教相手を務め、互角以上の動きを披露。「古馬になればさらに良くなると思っていたんだ」と期待を隠さずにはいられない。
飛躍のアシスト役は内田博だ。昨年は須貝厩舎の管理馬で重賞6勝。有馬記念もゴールドシップで制し、最高の形で12年を締めくくった。鞍上は「前走はあのメンバーを相手に6着。悪くないよ。ハンデ56・5キロ、距離も大丈夫。今年はこの馬でいいスタートを切りたいね」と涼しい顔でVへの自信を口にする。
年末の大一番で主役の座を奪った内田博&須貝師。最強タッグがノンストップで年始の重賞も射止める。