【京成杯】藤沢軍団グロワール先陣Vだ
「京成杯・G3」(14日、中山)
朝日杯FSで4着だったフラムドグロワールが、ここを目標に仕上げてきた。1週前追い切りは美浦Wで行われ、6F84秒8‐39秒8‐13秒0の時計を記録。藤沢和師は「前走後は厩舎で調整してきた。いい感じだよ」と出来の良さに胸を張る。
中山のマイルで行われた前走について、指揮官は「この馬にとって忙しかった。それであの着差なら悪くはない」と悲観はしていない。同じ舞台で行われた芙蓉S(2着)は出遅れてロスのある競馬だったことを踏まえて、「ゲートはきちんと出てくれたし、センスの良さも見せてくれた」と学習能力の高さを強調した。
母シルクプリマドンナは00年にオークスを制覇。二千メートルへの距離延長について「お母さんはオークス馬だからね。ダイワメジャー産駒だがスピード一辺倒のタイプではないし、スタミナ勝負は向いている」と歓迎。舞台設定は申し分ない。
数々の名誉を手に入れながらも、不思議と牡馬クラシックには縁がない藤沢和師。しかし、今年の3歳世代は同馬を含め、札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを勝ち、朝日杯FSで2着だったコディーノ、東スポ杯2歳S2着のレッドレイヴンがいる。「今年は頑張らないといけないな」と力を込める。まずはフラムドグロワールが先陣を切り、13年の好ダッシュを決める。