【フェアリーS】エミューズ豪脚再現だ

 「フェアリーS・G3」(12日、中山)

 2番人気の阪神JFで8着に敗れたサンブルエミューズは巻き返しに向けて上々の仕上げ。9日、美浦Wの3頭併せで鋭い伸び脚を披露してみせた。

 サンブルエミューズは目を保護するためのアイシールドを装着して美浦Wに登場。トーセンターキー(3歳未勝利)、ブラインドサイド(4歳500万下)の後ろからスタートすると、直線では大外を回しながら残り100メートルで馬体を合わせる。いつでもかわせる抜群の手応えで、余力をたっぷり残しながら2頭と同時にゴールした。

 6F83秒7‐38秒4‐12秒7。「前走(阪神JF8着)は馬群でもまれてテンションが上がって息を入れられなかった。それできょうの追い切りも後ろから行った」。加藤征師は、直線一気を決めた芙蓉Sを想起させるメニューを課したが、エミューズは鋭い動きを見せることによって、師の意図をくみ取ったことを示した。

 「腰回りに筋肉がついたし、後ろからの方が無難なのかも」と納得の表情を浮かべるが、舞台はトリッキーな中山芝マイル戦。芙蓉Sと同じコースながら、今回はフルゲート必至の状況で、後方待機策は危険を伴う。それでも「このメンバーなら」と師の自信は揺るがない。息さえ入れられれば、フラムドグロワールを並ぶ間もなく差し切った豪脚を再現できる。

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