【日経新春杯】ダコール仕上げ狂いなし
「日経新春杯・G2」(13日、京都)
ダコールは9日、栗東坂路で気合をつけられ、調整は順調。近4走は道悪での競馬が続くが、陣営は得意の良馬場での重賞初Vへと期待を込めた。
明け5歳馬が充実期を迎えた。ダコールは栗東坂路を単走。鞍上に仕掛けられると4F55秒4‐40秒3‐13秒8をマークした。「いい動きだった。文句なし。中間は短期放牧に出して、帰厩してからは先週CWでしっかりと追った(6F80秒5‐12秒9)。予定通り」と中竹師は、描いた通りの仕上げに満足顔を浮かべる。
ディープインパクト産駒の期待馬が着実に力をつけた。これまで掲示板を外したのがわずか1回だけという堅実派だ。そんな1度きりの大敗(9着)が2走前のオールカマー。昇級でいきなりの重賞挑戦だったが、重馬場でノメったことが大きく影響したものだ。「いつも言うことだけど、あとは雨だけ。この馬が走るときは雨が多い。今のところは天気予報も大丈夫なので…。良馬場でやりたい」と晴天のもとで戦えることを期待する。
「体がしっかりとして力もつけている」。京都の2400メートルは準オープンを勝った条件。さらなる高みを目指し、重賞初勝利を狙う。あとは天を味方につけるだけだ。