中山競馬、降雪で中止 21日に続行

 14日の中山競馬(第1回5日目)は、降雪の影響により安全な施行に支障があると判断されたため、5R以降が中止となった。これに伴い同日のWIN5の発売も中止に。中止となったレースは、発走時刻とレース番組はそのままで、特別登録と出馬投票をやり直して21日(月)に行われる。JRAの開催中止は昨年9月30日の阪神競馬(台風)以来となった。

 一瞬にして中山競馬場が銀世界に姿を変えた。朝から降り続いた雨が3Rにはみぞれへ。その後は一気に雪が強まり、4Rは視界が遮られるほど危険なコンディションのなかで行われた。JRAは4R後に天候調査を実施。安全な競馬の施行に支障があると判断し、正午に5R以降の中止を発表した。雪による開催中止は11年2月12日の小倉競馬以来、中山では06年1月21日以来となる。

 4Rに騎乗したジョッキーは、中止決定の判断に一様に納得の表情を浮かべた。松岡は「前がよく見えなかった。これじゃ危ないから中止にしないと駄目だろうね」と話し、蛯名も「この状態でレースするのは難しいんじゃないかな」と厳しい表情で語った。

 中止となった5R以降については特別登録(14日)と出馬投票(17日)をやり直した上で、21日に続行競馬として施行。これにより、来週の中山競馬は今週に続いて3日間開催(19~21日)となる。この日と同じ発走時刻、競馬番組で行うため、5Rのスタートは12時20分。11R・京成杯は前日発売を行い、WIN5は発売しない。

 JRA広報室は「金曜(18日)に開催するとなれば、電話投票の口座ロックを従来の金曜から木曜へ変更させないといけない。お客さまの利便性を考え、代替日は月曜(21日)にしました」と経緯を説明した。

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