【東海S】タルマエ僚馬置き去り
「東海S・G2」(20日、中京)
状態は右肩上がりだ。レパードS以来の勝利を狙うホッコータルマエは17日、幸を背に栗東坂路で若駒Sへ出走するノースパストラル(3歳500万下)と併せ馬。序盤はゆったりとしたペースで入ると、ラストはハミをかけられて軽く仕掛けられた。一気に四肢の回転数を上げ、並んでいた僚馬を置き去りに。4F55秒4‐40秒1‐12秒9で1馬身先着した。
幸は「順調ですね。反応も良かったですし、本当にいい状態です」と好感触。見届けた西浦師も「予定どおりの調教。上り調子だな。ラストも12秒台できているしね」と納得の表情だ。
3歳時はレパードSを制して、JCダートでも3着と奮闘。前走のフェアウェルSこそ、勝ち馬に目標にされる厳しい展開で2着だったが、上半期の大目標でもあるフェブラリーS(2月17日・東京)につなげるためにもここは結果を出したいところだ。
主戦も「賞金を加算しないと使いたいところを使えないですから。今年はG1でどんどん活躍してほしい馬ですしね」と力を込める。伸び盛りの明け4歳馬が、新たな勲章をつかみ、ダート王争いに名乗りを上げる。