【若駒S】オルフェ全弟・リヤンド連勝
「若駒S」(19日、京都)
05年ディープインパクトを筆頭に、幾多の名馬が駆け抜けたクラシックへの登竜門。スター候補に名乗りを上げたのは、オルフェーヴルの全弟リヤンドファミユだ。
道中は後方で折り合いに専念。体力を温存して末脚勝負にかけた。直線は内で窮屈になったが「反応がいいからあそこに入れた」と池添。狭いスペースをこじ開けると一気に加速し、メンバー最速タイとなる上がり3F34秒2の切れ味を駆使してライバルを圧倒した。
飛び級でオープン特別をクリア。主戦が「ステップアップしている。これからはオルフェーヴルの弟ではなく、リヤンドファミユと呼ばれるようにならないとね」と笑顔で話せば、池江師も「折り合いには随分と進境が見られた。ここは通過点だと思っていた」とVに安どの表情。今後は「使い詰めできていたのでリフレッシュ放牧に出すかも」と指揮官は休養を示唆したが、賞金を加算して前途洋々。兄が歩んだ3冠ロードを突き進む。