【TCK女王杯】メーデイア重賞初V
「TCK女王杯・交流G3」(23日、大井)
2番人気に推されたJRA所属のメーデイアが4角先頭から押し切り、初めての重賞挑戦でVを飾った。中団から待機策に徹したアクティビューティが外から伸びて2着。1番人気に推されたレッドクラウディアは逃げて3着に敗れた。
メーデイアが初の重賞挑戦にもひるまず、堂々と5馬身抜け出してV。牝馬ダート路線に新風を吹き込んだ。
レッドクラウディアが逃げ、エミーズパラダイスが突っつく展開。メーデイアは3番手の外で自分のリズムで走ることに徹した。前の2頭が苦しくなると、4角は馬なりで先頭へ。一瞬内に刺さったが、馬上の浜中俊は後続を確認する余裕を見せ、ダートグレードの常連組を置き去りにした。
浜中も馬も大井競馬場への参戦は初めて。「地方が合うと思っていたし、思った通りの競馬。馬が落ち着いていました」と余裕の笑みを浮かべる。「乗りやすいし、手応え通りに反応してくれた。ますます活躍してくれると思うし、必ずビッグタイトルを取れるように頑張る」と息巻いた。
笹田師も大井は初見参で「大井競馬場が好きになりました」と上機嫌。「思った以上に強い競馬でびっくりしています。馬がしっかりしてきたし、初の輸送でシェイプアップしていい状態でした」と目を細めた。次走は未定も、今後が楽しみな存在だ。