【シルクロードS】ダッシャー鋭い伸び
「シルクロードS・G3」(27日、京都)
鋭い伸びで好調を示した。ダッシャーゴーゴーは23日、栗東坂路で4F55秒5‐40秒0‐12秒2をマーク。重い馬場を苦にせず、ラスト1Fはこの日の最速を記録した。安田師は「先週は1番時計だったし、今週はしまい重点で。すごくいい感じで上がってきた。体調に関しては期待してもらっていいですよ」と仕上がりの良さに胸を張る。
前走のスプリンターズSではまさかのシンガリ負けを喫した。「疲れがピークにきていた。中間は針をしてリフレッシュさせたし、ここに向けていい調整ができた」。万全の状態で仕切り直しの一戦を迎えられるという。ただ、ハンデ戦のここは59キロの出走になる。「以前58・5キロで勝っているけど、59キロで3着に敗れている。斤量がどうか。やはり気になりますよ。でも、G1を勝とうと思っている馬は、これぐらいはねのけなければ駄目ですけどね」と酷量克服に力を込めた。
あと一歩だ。10年スプリンターズSでは2位入線から4着に降着。12年高松宮記念は勝ち馬に0秒1差の4着に敗れた。「G1に手が届く馬だし、何とか獲らせたいと思っている」。悲願達成へ‐。前哨戦も負けられない。