【セントポーリア賞】テノール高い素質
「セントポーリア賞」(16日、東京)
ヘルデンテノールが、今度こそ突き抜ける。前走の500万下は3着に敗れたが、メンバー最速タイの上がりタイムで追い込んだレースぶりは見応えが十分だった。スタートが安定しないところはあるものの、ディープインパクト産駒で高い素質を秘めている。勝利をつかんで、明るい未来へと突き進む。
今年から距離が1F延びて、08年以来再び2000メートルで行われることになった。クラシックをより意識させる番組になり、多くの素質馬が出走を予定。中でも注目はディープインパクト産駒ヘルデンテノールだ。鋭い決め手は非凡なものがある。
前走はメンバー最速タイの上がり3F33秒1を繰り出しながらも、0秒2差の3着に敗れたが、能力の高さを示した。「いい意味でディープインパクトと似ているところがある」と大久保洋師。スタートがもうひとつで、父と同じ後方一気のスタイルと不器用なところはあるが、エンジンがかかってからの脚も父譲りだ。
半兄は昨年の阪神Cを含む重賞4勝のサンカルロ。兄は短距離中心に活躍しているが「お兄さんよりゆったりとした馬体のつくりをしている」と指揮官が説明するように、距離の融通は利くタイプ。初めての距離でも力は発揮できそうだ。
今回は重賞で好走してきた実績馬もいるが、素質の高さでは引けを取らない。ここで結果を残して、さらに上のステージを目指す。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
レース最新ニュース
もっとみる【ボート】平和島 岩瀬裕亮が当地初Vを狙う「次節の宮島周年につなげたい」
【ボート】若松SG ボートレースアンバサダーの植木通彦氏がVRで大ハッスル
【ボート】多摩川 松下一也「足は全体にしっかりしている」と手応え上々
【ボート】若松SG 守屋美穂がトークショー「ダービーでのSG復帰を目指します」
【ボート】平和島 黒井達矢は伸びを武器にベスト6入りをにらむ「しっかり合わせたい」
【ボート】G1・津周年が4・4開幕 地元期待の井口佳典ら豪華メンバーが参戦
【ボート】多摩川 倉富大誠「ターン回りはいい」と初日から手応え上々
【ボート】平和島 地元の大沢真菜が3戦2勝、3着1回と健闘中「いい方向に行ったのかな」