【フェブラリーS】タイタン体調万全

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 ようやくつかんだチャンスをものにしてみせる。一昨年が腸炎、昨年は爪の不安のため参戦できなかったナムラタイタンが、今年は体調万全で念願の舞台に初出走する。東京マイル戦は重賞を制すなど、3勝を挙げるベストとも言える。同厩舎のニホンピロアワーズが、昨年のJCダートを制覇。元気な7歳馬が“後輩”に続きタイトル奪取を狙う。

 待ち望んだ舞台で最高の輝きを放つ。ナムラタイタンが7歳にして初出走。過去2年は腸炎や爪の不安でゲートインできなかっただけに、大橋師は「やっと使えるな。前々から使いたかったレース。左回りが特にいいこともないけど、結果も出しているし、千六はピッタリじゃないかな」と力強くうなずいた。

 それもそのはずだ。マイル戦は〈3・1・0・2〉と安定感は抜群。東京では〈4・1・0・4〉と連対率も5割を超える。「持ち時計も一番やろ」と話すように、東京マイルでマークした1分34秒6(12年アハルテケS2着)はメンバー最速。トップハンデの58・5キロを背負ってのものでもあり価値は高い。多くの数字が同馬の舞台適性の高さを物語る。

 前走の東海Sは2着に敗れたものの、ハイペースで上位勢の大半を中団&後方勢が占めるなか、先行勢では1頭だけ踏ん張った。「前走は少し逃げ馬を深追いし過ぎたな。7歳馬だけど、そんなに数を使っていないし、動きは相変わらずいいからね。強い馬ともまれて力をつけてきているよ」と評価する。

 課題のスタートも練習の成果があってか、徐々に進境が見られている。地方交流重賞も含めると、4度目のG1挑戦。昨年の南部杯は落馬で競走中止、JCダートは7着、東京大賞典は4着。「ゲートさえスムーズに出れば、いいレースができると思う」と力を込める。

 昨年のJCダートを制した同厩舎のニホンピロアワーズに続く中央ダートG1連勝へ。11年武蔵野Sを制した得意の東京マイル戦で、砂の王者の座をつかみ取る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス