【フェブラリーS】テスタマッタ上昇

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 昨年の覇者が上昇ムードだ。テスタマッタは岩田を背に13日、栗東坂路を単走。重い馬場に苦労しながらも、最後まで集中力を途切らせることなく走破した。タイムは4F57秒8‐41秒6‐13秒5。「時計は速くないけど、馬の気持ちを走る方へ向ける調教がしたかった。岩田ジョッキーがうまく調教してくれた」と村山師は満足げに話した。

 前走の根岸Sは休み明けで59キロ。外々を回らされた展開も含め、6着敗退は致し方ない結果だった。今回は叩き2戦目で57キロ、加えて手の合う岩田との再コンビだ。史上初の連覇に向けて視界は良好と言える。「前走は速いところを2本しかやっていなかったから。今回も去年と同じような仕上がりにあるし、期待したい」と師も気合が入る。ひときわ輝きを放った舞台で、再び主役の座に就くか。

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