【フェブラリーS】エスポ衰えなし

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 10年の覇者エスポワールシチーも13日、上々の気配を漂わせた。

 衰えはみじんも感じさせない。10年覇者のエスポワールシチーは先週に引き続き、松岡が美浦から栗東に遠征して坂路で最終追い。序盤はゆったり入り、徐々に加速。4F56秒2‐39秒3‐12秒3で駆け上がった。

 鞍上は「4F55秒くらいの予定だったけど。まあ追えばもっと時計は出たでしょう。いい感じ。出来に不安はないですよ」と仕上がりの良さにうなずいた。「前走(5着)はスタート後につまずいてしまったから参考外。馬の気持ちを大事にして乗った方がいいタイプ。長所を生かせるように、強気な競馬をしたい」と闘志を全面に出したスタイルで臨む構えだ。

 エスポワールの主戦・佐藤哲は、落馬負傷で休養中。プライベートでも交流がある松岡は「哲三さんの分まで」という思いは強い。「騎乗の機会をもらえるのは、騎手としてうれしいこと。今回の舞台はベストだと思う。8歳になるけど、衰えた感じはしないから楽しみ」。勝てばレース史上初のフェブラリーS2勝目、そしてヴァーミリアン以来の“ダート10億円ホース”となる。偉業達成を松岡が鮮やかに決める。

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