【フェブラリーS】復活に照哉氏歓喜
「フェブラリーS・G1」(17日、東京)
浜中騎乗のグレープブランデーが先に抜け出した2着馬エスポワールシチーを測ったように差し切ってV。完全復活を遂げた5歳馬が、年始に引退した厩舎の大先輩で11年覇者のトランセンドの後継者としてダート界を引っ張っていく。
グレープブランデーの馬主である社台レースホースの吉田照哉代表は、同馬を生産した社台ファームの代表でもある。「3歳でジャパンダートダービーを勝った時に骨折。大事な時期を棒に振ったが、よく立ち直ってくれた」と、完全復活を心から喜んだ。母ワインアンドローズが15歳の時の産駒だが、その後は不受胎が続いてすでに死亡。忘れ形見になる馬がG1を制したのだから快挙といえる。次走は未定だが、次の大目標は「帝王賞」(6月26日・大井)になりそうだ。