【アーリントンC】リチャードG奪取

 「アーリントンC・G3」(23日、阪神)

 好スタートから2番手を進んだコパノリチャードが、直線で抜け出して重賞初制覇。1番人気に応えた。“Dr.コパ”の愛称で知られる小林祥晃オーナーは皐月賞(4月14日・中山)への挑戦を明言。西の快速馬が1冠獲りへ名乗りを上げた。

 開幕週の仁川で自慢のスピードを発揮した。初コンビの白梅賞で“重賞級”の能力を感じていたビュイックは、コパノリチャードを強気にリード。2番手から抜け出す横綱相撲で、後続の追撃を鮮やかに振り切った。

 デイリー杯クイーンCのウキヨノカゼに続く2つ目の重賞をゲットした青い瞳の助っ人は興奮気味。「やってみないことには分からなかったが、実際に重賞でも強い競馬で勝てた。この馬の強さを証明できてうれしい」と声を弾ませた。

 対照的に宮師は1番人気に応えて安どの表情。「負けたとき(千両賞2着)と同じ展開になったからね。でも今回は突き放した。力をつけている」。日増しに成長するダイワメジャー産駒を誇らしげに見上げた。

 小林祥晃オーナーにとって、待ちに待った瞬間が訪れた。「10年(馬主を)やっていて、初めてクラシックに出られる。こうなったら目をつぶって皐月賞へ」と胸を躍らせた。今後は厩舎で調整。“速い馬が勝つ”と言われる第1冠へ、西の快速馬がスピードに磨きをかける。

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