【競輪】圧巻!深谷が完全優勝で連覇
「玉藻杯争覇戦・G3」(26日、高松)
深谷知広(23)=愛知・96期・SS=が連覇を完全優勝で達成‐。レースは原田研太朗が打鐘4角で先行、そこを深谷が一気にカマして主導権奪取。後続の追撃を完封して逃げ切った。2着は深谷をマークした勝瀬卓也。3番手にハマった原田が3着に粘った。
昨年4月川崎以来、通算6回目の記念優勝を高松で果たした深谷は「病み上がりだったが、勝てて良かった。ちゅうちょせずに思い切って仕掛けていこうと決めていた。力を出し切れたうえに、結果が出たからうれしい」と素直に喜びを表現した。
深谷パワーの前に神山が5番手、稲垣が8番手で、なすすべなく終わってしまった。深谷マークの勝瀬は「出脚も粘りも違う。本当に強かった。いい経験させてもらえました」と感謝。原田は「力が全然違う。ついていくのがいっぱい。もっと練習しなければ」と巻き返しを誓った。
5場所目で今年初優勝の深谷は「昨年はケガなどがあったが、徐々に立ち直ってきた。このあと沖縄合宿、平G3、日本選手権ですが、G1でも優勝できるように頑張ります」。その目は2度目のG1制覇をにらんでいる。