【弥生賞】タサハラ力強く抜け出す
「弥生賞・G2」(3月3日、中山)
重賞初挑戦となるカミノタサハラが27日、美浦Wで上々の仕上がりを見せた。先週に続き内田博が手綱を取り、6F83秒3‐38秒9‐12秒4。先行する僚馬を目標に、直線は外から力強く抜け出した。「ボチボチだね」と内田博の第一声は案外だったが、その表情に不安の色はない。「先週に比べれば良かったし、うまく調整ができていると思うよ」とサラリと続けた。
ここまで3戦2勝。発馬で出負けをしたホープフルSこそ3着に敗れたが、東京での2戦はともに完璧なV内容だった。「中山でも大丈夫。少しずつ競馬を覚えてきているのは確かだし、ホープフルSのときは行き脚がつかなかったけど、それも解消してくれると思うよ」と国枝師もどっしりと構える。相手はさらに強化されるが、自身の鋭角な成長曲線も武器に皐月賞参戦への道を切り開く。