【弥生賞】キズナ反撃態勢!ド迫力

 「弥生賞・G2」(3月3日、中山)

 今度は違う。そう言わんばかりの気迫をみなぎらせて、キズナが27日、栗東坂路で躍動した。しまい重点で目いっぱいに追われて、スランジバール(4歳1000万下)を子ども扱い。重たい馬場をものともせず、僚馬を一気に突き放した脚勢は迫力満点だ。

 4F55秒0‐40秒6‐13秒2。3馬身先着のフィニッシュに、佐々木師は「先週時点で息はできているし、けさは最後の味付けといった感じで。気を抜かせないように最後まで追ったけど動きは抜群だった」と納得の表情を見せる。1週前には武豊が騎乗し、栗東CWで6F83秒1‐38秒4‐12秒0を記録済み。質量ともに申し分なく、仕上がりは万全と言える。

 最大の焦点は、ラジオNIKKEI杯2歳Sで後じんを拝したエピファネイアとの再戦。同じ轍(てつ)は踏むまいと、指揮官は反撃の手応えをつかむ。「放牧に出してすごく大人になった。コース追いができるようになり、10キロほどシェイプアップができたからね。今度はジョッキーも2度目。前回が力負けだとは考えていないし、巻き返せると思っている」。前哨戦でリベンジを果たして、堂々とクラシックへ向かう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス