【高松宮記念】エピセ、ユタカと逆襲だ
「高松宮記念・G1」(24日、中京)
軽快なフットワークで好調を伝えた。エピセアロームは20日、栗東坂路でニューダイナスティ(4歳1600万下)と併せ馬。ラスト2Fを追われると1馬身半先着を決め、4F53秒1‐39秒2‐13秒5をマークした。石坂師は「併せ馬できっちりとやろうと思って。いい動きだったと思います。1回使った効果は十分にあると思う」と満足げ。武豊も「強い調教をしましたが、状態は悪くない」と納得の表情を見せた。
休み明けの阪急杯は初の1400メートルで9着に敗れた。「久々の競馬で力んで走っていた。その分、伸びを欠いたのかなと思う」と主戦は振り返る。今回は〈2・0・1・1〉の1200メートルに距離が1F短縮。「折り合いは心配しなくていいかな。いいリズムで走ればラストは伸びる」と歓迎する。
昨年のスプリンターズS4着で、主戦は今年に向けて手応えをつかんでいた。「3歳でしかも牝馬。いいレースだったので、今年は楽しみにしていた。1頭強い馬がいるけど1度負かしたこともあるし、チャンスがないわけではない」。ロードカナロアにはセントウルSで土をつけている。大一番での逆転Vへ‐。ユタカと4歳牝馬の逆襲だ。