【高松宮記念】ダッシャー胸張る出来

 「高松宮記念・G1」(24日、中京)

 昨年の4着馬ダッシャーゴーゴーは20日、栗東坂路でアルゴリズム(5歳オープン)と併せ馬。重たい馬場をモノともせず、しまいを力強く伸ばして2馬身先着した。タイムは4F54秒2‐39秒5‐12秒8。「昨年以上の出来にある」と、安田師は仕上がりに胸を張った。

 実力はあれど詰めの甘さが玉にきず。そこで中間はチークピーシーズを装着して集中力のアップに取り組んできた。「勝ち運のない馬だが、頑張ってツキを取り戻してほしい」とエールを送る。

 2走前から再タッグを組む川田も雪辱の思いがあるはずだ。10年スプリンターズSは2位入線から4着、11年高松宮記念は4位入線から11着にそれぞれ降着。苦い経験を刻んだまな弟子に、師は大きな期待を持って手綱を託す。「乗れるジョッキーですから。満足のいく騎乗をしてくれると思う」。打倒ロードカナロアへ、身内から“1強ムード”に待ったをかける。

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