【ダービー卿CT】ガルボ気合乗った
「ダービー卿CT・G3」(31日、中山)
もともと調教駆けするタイプであることを差し引いても、文句のつけようがない動き。ガルボが27日、美浦Pで躍動した。抜群の気合乗りで鞍上をリード。5Fで2秒以上先行していたマイネルバランシン(3歳500万下)を4角で容赦なく抜き去ると、直線も低い重心を保ったまま駆け抜けた。
5F62秒2‐34秒6‐11秒6の猛時計に、清水英師は「動きはいつもいいよね」と笑顔でうなずく。「最近は調教で物見をするので加速目標を置いたんだけど、けさも抜け出してからは物見をしたみたい。まあ、それだけ余裕を持って走っているんだろう」と現在の体調の良さに胸を張った。
前走のフェブラリーSは直線で失速し11着に敗れたが、当時はダート初挑戦。「2、3度経験していれば結果は違ったはず」と好位で運べた内容には悲観していない。昨年は57・5キロを背負ってV。「58キロも許容範囲」と粘り強い先行力で連覇を狙う。