【皐月賞】フェイム兄のリベンジだ

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 兄の果たせなかったクラシック制覇へ、力強く美浦Wを駆け抜けた。フェイムゲームは10日、北村宏を背に、シセイオウジ(6歳オープン)を4馬身追走。直線入り口で気合をつけ、ジワリと加速しながら5F67秒0‐38秒6‐12秒8で併入した。「追い切りで特に気になるところはなかった。現状維持という感じ。変わらず順調」と鞍上はうなずく。

 「スプリングS(4着)から間隔があいているわけではないので。状態を落とさないように」と調教の意図を説明した宗像師も、上々の動きを見届けて納得顔だ。今回の舞台は京成杯を制した中山芝2000メートル。「前走は(距離的に)忙しいと思っていた。レースはしやすくなる」と反撃ムードを漂わせる。半兄バランスオブゲームは重賞7勝を挙げながらも、G1は14戦して未勝利。思いを胸に激走を誓う。

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