【皐月賞】タサハラ余力十分で状態万全

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 ビシッと決めた。混戦の弥生賞を制したカミノタサハラが10日、美浦Wで勢いをまざまざと見せつける好内容。国枝師は「先週も良かったが、きょうの動きも良かった。折り合いがスムーズな分、それがしまいの伸びにつながっている。万全の状態」と納得の笑顔で話した。

 厩舎の大先輩マイネルキッツ(10歳オープン)、ヒラボクディープ(3歳オープン)が先にスタート。徐々にピッチを上げて4角手前で、その最内へ潜り込む。鞍上の蛯名が軽く仕掛けると、楽に2頭をかわして先頭へ。最後は中のヒラボクディープに首差まで詰め寄られたが、余力十分のまま6F82秒6‐39秒3‐12秒0をマークした。

 「デビューしたころは緩いところもあったが、すっかり落ち着いて大人になっている。馬が力を入れるところ、抜くところが分かってきたようだ」と蛯名は確かな成長を実感。「馬にとっては一生に一度の舞台。いい形で本番に出走することができそう」とうなずく。

 2戦目のホープフルSは出遅れが響いて3着に敗れたが、続く500万下は1番人気にきっちり応えて勝ち上がった。弥生賞では6番人気ながら、エピファネイア、コディーノなどの人気上位馬をまとめて差し切ってV。ここまで4戦3勝。大一番に向けて勢いは増すばかりだ。「順調にきた。あとは本番もうまくクリアしたい」。指揮官の期待は日増しに高まっている。

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