【マイラーズC】ブラックヒル再加速

 「マイラーズC・G2」(21日、京都)

 得意の舞台で名誉挽回だ。カレンブラックヒルは17日、栗東CWで軽快な走りを披露し、仕上がりの良さをアピール。初ダートとなった前走のフェブラリーSは15着と惨敗したが、4戦無敗を誇る芝のマイルに戻れば負けられない。開幕週の良好な馬場を追い風に、持ち前のスピードで圧倒する。

 無敗の条件で真価を示す。カレンブラックヒルは栗東CWで最終リハ。5馬身ほど後方からハーデス(3歳500万下)を追いかける形でスタートした。道中は淡々と進み、4角を回ってもパートナーと馬体は合わなかったが、ゴールが迫ると見るやナチュラルに加速。最後はきっちりと首差先着を果たした。

 タイムは6F83秒5‐39秒1‐11秒9。またがった秋山は「あまり時計が速くならないようにと言われたので最後だけ。良かったと思います」と納得の表情。見届けた平田師も「時計的にそんなに速くなく、それでいてしまいはきっちり。満点に近い追い切りができた」と笑顔を浮かべた。

 ダート初挑戦となった前走のフェブラリーSは、1番人気に推されながら15着と惨敗。NHKマイルCを含め4戦4勝を誇る、芝のマイルに戻って名誉挽回といきたい。「こちらが思っていたよりもダート適性がなかった。ブラックヒルに悪いことをしてしまった」と振り返りつつ、「今回は一番合った条件」と反撃を期す。初めて背負う58キロが鍵となるが「今後も背負っていく斤量。克服してほしい」と期待を寄せた。

 春の大目標、安田記念(6月2日・東京)に向けても負けられない。「開幕週で持ち前のスピードを生かせる最高の舞台。これまでと変わらぬ力を見せられると思う」と指揮官は握りこぶし。特大の勲章を見据え、大きく弾みをつけて府中に殴り込みをかける。

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