吉田豊1000勝“縁”が呼んだ記念星

 メモリアルVが相次いだ21日の東京競馬で、最初に大台へ到達したのは“東のユタカ”だった。東京2Rをヴィアレーギアで快勝し、吉田豊騎手(38)=美浦・大久保洋=はJRA通算1000勝(うち重賞はG1・9勝を含む30勝)を達成した。

 史上26人目、現役12人目の記録。G1・5勝馬メジロドーベルの主戦として知られ、渋い活躍を続ける38歳は「きのう、所属の大久保厩舎の馬で達成したかったのですが、(同厩舎で)一緒に仕事をしてきた高橋文雅先生の馬で勝てて良かった」と笑顔を見せる。「大久保先生も定年まであと2年くらいなので、ひとつでも多く勝ちたいですね」と抱負を語った。

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