福永1500勝 史上2番目の早さ
ちょっぴり“難産”の末、金字塔を打ち立てた。21日の東京6Rをフミノファルコンで制し、福永祐一騎手(36)=栗東・フリー=がJRA通算1500勝(うちG116勝を含む重賞97勝)を達成した。史上14人目、現役8人目。キャリア17年1カ月20日での到達は、武豊の11年5カ月23日に続く史上2番目の早さだ。
福永は20日の福島1Rを勝って早々と記録に王手をかけたが、その後は14連敗と足踏み。それでも節目のVは、うっぷんを晴らすかのように後続を6馬身もちぎる完勝劇だった。「周りから“あと1勝”とハッパをかけられて気にしていましたからね。良かったです」と会心の笑みで話した。
デビューの96年に53勝を挙げて最多勝利新人騎手賞を獲得。その後もVを積み重ね、押しも押されもせぬ一流騎手の一人へと成長した。「周りから認めてもらうには、G1の舞台で活躍することが必要。日本を代表する騎手になれるように頑張ります」と抱負を語った。