【競輪】昨年W杯銀の河端「結果残す」
「共同通信社杯・G2」(26日開幕、福井)
共同通信社杯は“若手選手の登竜門”と位置づけられており、強豪メンバーとともに、将来を担う有望株も出場する。
河端朋之(28)=岡山=は昨年10月に自転車のワールドカップでケイリン、チームスプリントで銀メダルを獲得した。その実績を買われての推薦出場だ。「内容はもちろんですが、今回は結果を残すレースができれば」と意気込んでいる。
天性のスピード力を生かして、アマチュア時代から活躍。デビュー後も精力的に自転車競技に参加、日の丸をつけて世界の強豪たちと渡り合ってきた。「緊迫感あふれる中での戦いを経験することで、気持ちに余裕ができてきた」と成長を実感している。
本業の競輪ではまだ実績を残していないが、ナショナルチームの一員だった関係で今年3月に「G1・日本選手権」に出場した。「展開がめまぐるしく動いて、独特なムードもある。やっぱり上のレベルになると全く違った」と振り返る。初めての最高峰の大会での結果は8着、8着、4着と振るわなかった。それでも「落ち着いていた。海外でさまざまな国の選手と走っているのが、プラスに働いていると思う」と大きな収穫を手にした。
今月初旬の川崎で落車負傷して途中欠場。しっかりケアして共同通信社杯に臨む。「大きな舞台で戦えるのは幸せなこと。せっかくのチャンス。見せ場をつくりたい!!」と力強く誓った。