【天皇賞】ゴールド負けられない
「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)
自然体で挑めば、おのずと結果はついてくる。決戦前日の27日朝、出走各馬が栗東の坂路やコースで最終調整を行うなか、主役のゴールドシップは角馬場で乗り運動のみ。1時間以上をかけて、じっくりと体をほぐした。
「レース前日はいつも乗り運動だけですからね。いい意味で落ち着いていたし、それでいて、内面に闘志を秘めている。いつも通りの感じですよ」と騎乗した北村助手は笑みをこぼす。今浪厩務員も「有馬記念の時と比べてもパワーがついているし、落ち着きが出て大人になっている。いい状態で出せそうだよ」と仕上げに自信を見せた。
「負けられない、という気持ちです」。意気込みを問われた北村助手は力強く言い放った。オルフェーヴル、ジェンティルドンナが待つ宝塚記念(6月23日・阪神)へ向けて、まずは春盾のタイトルを奪取する。