ユーイチから“ダービーＶ宣言”が飛び出した。恒例となった「第４回福永洋一記念」が２９日、高知競馬場で行われ、福永が、伝説の名騎手である父の洋一氏（６４）とプレゼンターを務めた。レース前に行われたトークショーで福永は、皐月賞２着のエピファネイアで挑むダービー（５月２６日・東京）について「昨年（ワールドエースで４着）達成できなかったので『今年こそ』という思いがある。ダービージョッキーになって帰ってきたい」。４回目の開催で入場者最多となる、１５５６人の観客の前で力強く語ると、場内から拍手が巻き起こった。

　ゲストの武豊と顔を合わせ「強い馬がたくさんいますが、一番怖いのはユタカさんが騎乗する（毎日杯勝ちの）キズナ。ダービーを４回勝たれている人が相手ですが、思い切ってぶつかりたい」とライバルに宣戦布告。こん身の騎乗で悲願を成就させる決意だ。

　この日、場内には婚約者でフジテレビの松尾翠アナウンサー（２９）の姿もあった。福永は「年に１回、父の地元に帰って来られる。家族にとっても重要な日になっている。これからも続けていきたい」と感慨深げに話した。