【京都新聞杯】キズナ僚馬置き去り
「京都新聞杯・G2」(4日、京都)
進化した姿を見せつけた。キズナの最終リハは1日、栗東坂路でシャイニーハーツ(3歳未勝利)と併せ馬。序盤から豪快にウッドチップを蹴り上げてスピードに乗ると、ラスト1Fで左ムチが1発。ギアをさらに一段上げ僚馬を一瞬で1馬身突き放した。4F53秒9‐39秒3‐13秒0。佐々木師は「いいね。本当にすごくいい」と目尻を下げた。
毎日杯快勝後は皐月賞をパスし、ダービー一本に目標を絞って厩舎で乗り込んできた。短期間で馬体は着実に成長し「背が高くなり競走馬らしい体になってきた。いい筋肉がついて、ホレボレする」とうなずく。全3勝が9F戦で、11Fは未知の距離だが「やってみないと分からないけど、距離とかそういうレベルの馬じゃないと思っている」と自信を見せる。
武豊も「きょうは乗っていないけど、先週はいい動き。ダービーに向けてワクワクできるようなレースがしたい」と力が入る。重賞連覇を飾り、堂々と世代の頂点を決める大一番へと駒を進める。