【京王杯SC】ヘイローG連勝を狙う

 「京王杯SC・G2」(11日、東京)

 勢いは一番だ。本格化を遂げたトウケイヘイローが、追い風に乗って重賞連勝に燃える。「中間は短期放牧を挟みました。今回もいい状態で出せると思います」と清水久師は目下の充実ぶりに胸を張った。

 骨折休養明けの準オープン戦を快勝。続く前走のダービー卿CTは、しぶとさを存分に発揮して重賞初制覇を果たした。「想像した以上の結果でしたね。最後はいっぱいいっぱいだったけど、よく踏ん張ってくれました」と師は振り返る。2歳時の朝日杯FSで小差4着にまとめた実力馬。少々遠回りを強いられたものの、その素質の高さを改めて示した格好だ。「休養前に比べて、つくべきところに筋肉がついてきた」と描かれた成長カーブに目を細めた。

 安田記念(6月2日・東京)参戦を見据え、トレーナーは「ここできっちり賞金を加算したい。メンバーは強いけど、この馬も力をつけているので」と意欲を見せる。左回りの7F戦は3勝を挙げるベスト条件。新たな勲章を手に、頂上決戦へと向かう構えだ。

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