【競輪】アキバにガールズケイリン51

 アキバに“ガールズケイリン51”が大集結。7日、東京・ベルサール秋葉原でガールズケイリン応援会が華々しく開催された。昨年7月、48年ぶりに再開されたガールズケイリン。1期生33人が各地で華を振りまいたが、ついに2期生18人も京王閣(10~12日)、松戸(11~13日)でプロデビューを果たす。2期生の注目は在校1位で、世界の舞台でも活躍する石井寛子(27)=東京。いよいよ1期生と交戦する。

 秋葉原で、ガールズケイリン51人がまばゆいばかりに輝いた。その中でも一番の注目は石井寛子だ。自転車で世界の舞台はもちろん、バラエティー番組にも出演したことがあり、経験は豊富。薄めの化粧を施しての登場にはフラッシュの嵐。はにかみながらも、それでも勝負師の顔を随所にのぞかせていた。

 レース形式のシミュレーションゲームではゲストで来ていたモデルの河北麻友子と対戦。キャーキャーと悲鳴を上げる河北とは裏腹に、イベント前からアップしていた石井寛はもちろん完勝。これには同じくゲストの石田純一は「違う動物。猛獣系」と舌を巻いていた。

 ガールズケイリンの2期生ではもちろん在校No.1。チャンピオンを決める卒業記念レースでも完全優勝を果たした。3月末に競輪学校を卒業してから1カ月あまり。ゴールデンウイークも返上して練習に明け暮れる日々を送る中、練習バンクの京王閣では1期の在校No.1・中村由香里とも練習を重ねる。「中村さんはムチャクチャ強い。でもプラスなことばかりアドバイスしてくれる」とこれから最大のライバルとなることは間違いないが、その存在は心の糧となっている。

 デビュー戦は10日からの京王閣。間近に控えているが、まだ課題は残る。「トップスピードを高くしてダッシュを磨きたい。練習の時間が欲しい。でもデビュー戦は1回しかないし、どんな位置からでも1着を取れるように心掛ける」とまずは目の前の抱負を語った。

 夢は大きい。リオデジャネイロ五輪出場も目指している。「6月からは海外遠征も入るし両立は大変。でも50人全員がライバルだし、1、2期お互いに刺激しながら」と決意も新た。ファンを魅了し大きな感動を与えるかけがえのないヒロインの進撃が、10日の京王閣競輪から始まる。

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