【京王杯SC】パテック満足仕上げ

 「京王杯SC・G2」(11日、東京)

 G1初制覇へと導いた武豊のアクションに応え、サダムパテックは8日、栗東坂路で4F51秒8‐37秒5‐12秒4。急勾配の後半2Fで連続12秒台のラップをマークし、単走ながら活気あふれるフットワークで好時計を叩き出した。「休み明けにしてはいいですね」と、鞍上は頬を緩めた。

 昨年12月の香港マイル(6着)以来の実戦とあって「リフレッシュ放牧明けだし、7、8分までくればと思ってた」という西園師も、想像以上の動きに自然と顔がほころぶ。「先週の併せ馬でスイッチが入りましたね。次の安田記念(6月2日・東京)が目標ですが、9分くらいの状態まできました」と好仕上がりに満足そう。

 昨年は3か月ぶりでこのレースを勝っているように、500キロを超える大型馬でもポン駆けの利く気性。久々はマイナスにはならない。それよりも、58キロを背負った昨春の安田記念、昨秋の天皇賞で9・8着に敗れており、斤量克服が大きな課題となる。「58キロ(昨年は56キロ)で、次へつながるレースをしてほしい」と西園師。連覇となれば、おのずとマイルG1秋春連覇が現実味を帯びてくる。

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