【平安S】アワーズひと叩きして上昇

 「平安S・G3」(18日、京都)

 ニホンピロアワーズが15日、栗東DPで上昇気配をアピールした。緩やかにスピードを上げながら迎えた直線。大きな首の動きに合わせて酒井が手綱を動かすと、伸びやかに駆け抜けた。6F78秒1‐36秒7‐11秒3。休み明けをひと叩きして明らかに変わってきた。大橋師、主戦の酒井ともに「使った上積みはある」と口をそろえた。

 指揮官はすこぶる満足したようだ。「順調にきたな。先週にCWでしまいまでしっかりやっているから今週はサッと。DPだからというのもあるだろうけど、軽い感じに見えるやろう」と笑みを浮かべていた。

 始動戦のアンタレスSは、ホッコータルマエとの追い比べで2着。「早め早めの競馬でマークされたからでしょう。形が逆なら違っていた」と指揮官は展開のあやと受け止めている。今回はライバルが変わるが、最大目標の帝王賞(6月26日・大井)へ向けて、弾みをつけておきたい。

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