【オークス】ロゼ苦心の仕上げも前向き
「オークス・G1」(19日、東京)
万全の状態とは言い難くても、やれることはやってきた。クラウンロゼは5日の調教後に挫石が判明し、陣営も苦心の仕上げを余儀なくされた。1日以来の追い切りとなった16日朝は、美浦坂路で4F56秒0‐41秒6‐13秒3と手控えた内容。それでも調教パートナーの谷中助手は前を向く。
「速い時計は出していないが、距離は乗っているからね。アクシデントがあったなかではうまく調整ができたと思う」。G1へ向かう過程としては物足りなさが残るものの、力を出せる状態にはあることを強調した。
新馬‐フェアリーS‐アネモネSと無傷の3連勝で臨んだ桜花賞は、見せ場をつくれず16着に完敗。「馬場が合わなかった」と、前日の降雨により相当タフなコンディションだったことが影響した。「東京の芝は合っている」。アクシデントを乗り越えて立つ大舞台。新馬戦で強い勝ちっぷりを見せたコースで意地を見せられるか、注目だ。