【平安S】アワーズ完勝、帝王賞へ弾み

 「平安S・G3」(18日、京都)

 G1馬が目を覚ました。ニホンピロアワーズは3番手追走から絶好の手応えのまま、直線の入り口で先行馬に並びかける。ギリギリまで追い出しを我慢。59キロを背負いながらも、直線半ばで先頭に立つと、後続の追撃を封じた。

 4カ月半ぶりだった前走のアンタレスSは2着。ひと叩きして臨んだ一戦に、酒井は「今回は自信がありました」と胸を張った。とはいえ、1頭になると気を抜く悪癖は相変わらず。「フワッとなってしまって。最後まで必死で追いました」と苦笑いを浮かべた。

 結果だけ見れば半馬身差の辛勝だったが、大橋師は「余力があったし、完勝でしょう」と満足げ。プラス6キロの馬体重に「減ってた体も戻ってたし、次の春の大目標へ向けて、いいレースができました」を声を弾ませた。

 いざ宿敵が待つ帝王賞(6月26日・大井)へ。「(前走で敗れた)ホッコータルマエにリベンジをしたい」と指揮官が言えば、主戦も「次は負けません」と意気込む。JCダートで勝ち取ったダート王の座を、容易には譲れない。

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