【オークス】ルビーすんなり決戦地入り
「オークス・G1」(19日、東京)
フローラSの勝ち馬デニムアンドルビーは18日午前11時56分、順調に東京競馬場入りした。前走に続いての東上とあって、馬運車から降りる姿は堂々としたもの。イレ込む様子を全く見せず、素直に厩舎へ入った。
栗東からの出発時は「1頭で馬運車に乗ったのでソワソワしたところがあった」と小滝助手は心配したそうだが、「何の問題もなく輸送を終えてくれた。本当におとなしくて頭のいい馬なんですよ」と安どの表情を見せた。
重賞初挑戦だった前走のフローラS。3角過ぎからまくって出ると、4角では先行集団をのみ込む勢い。直線半ばで力強く抜け出して、力の違いをまざまざと見せつけた。同助手は「前走のような脚を使ってくれれば、ここでもいい勝負になるはず」と言い切った。
デビューは今年2月と遅かった。「あのころは体重を維持しながらの調教だった」と振り返る。「フローラSが終わってから、カイバをしっかり食べるようになり、ここ2週連続でハードトレをこなしてきた。状態に不安はない」と出来の良さに胸を張る。
父ディープインパクト、そして母の父キングカメハメハも勝った東京芝2400メートル。「血統的にも気性的にも、距離に不安はない」。優秀なDNAを引き継ぐ才女の走りに注目したい。