【ダービー】キズナ最終追いへ英気養う
「日本ダービー・G1」(26日、東京)
トレセン全休日の20日。武豊とともに世代の頂点を目指すキズナは、栗東の厩舎の馬房でリラックス。22日に予定している最終追い切りへ向けて英気を養った。田重田厩務員は「どこも気になるところがない。それが一番でしょう。獣医師さんも“いい”と言ってくれているから」と笑顔。調整は順調。大一番へ向けて、仕上げに抜かりはない。
弥生賞では5着に敗れ、皐月賞への挑戦を断念。気持ちを切り替え“ダービー一本”に照準を定めてきた。陣営の決断の速さが奏功し、軌道修正に成功。毎日杯、京都新聞杯と重賞を続けて圧勝し、強烈な存在感を示して駒を進めてきた。
さすがはディープインパクト産駒の良血馬。このわずかな期間でも着実に進化している。仕上げ人は「あまりやんちゃなことをしなくなった。以前みたいに遊ばなくなって、真面目になった」と精神面の成長を強調。肉体的にも「毎日杯のあとから背が高くなってきた。だからといって、体重の変動がない。大人の体になってきたのだろうね」と研ぎ澄まされてきた馬体に目を細める。注目の最終追い切りには、武豊が騎乗予定。まずはその動きに注目だ。