「日本ダービー・Ｇ１」（２６日、東京）

　テイエムイナズマは２２日、栗東ＣＷで３頭併せを敢行した。向正面では僚馬２頭を１馬身半追走。押さえが効いて引っ張りきりの手応え。それでいて前との差は一定に保ったまま。直線で幸が手綱を緩めると、一気にかわす。６Ｆ８１秒４を計測。併走馬に余裕の先着を決めた。

　幸は「折り合い重点でと思っていましたが、うまく追い切りができたと思います」と好感触を口にした。持ち乗りの花田助手も「もう大人。毎日杯あたりから体調も上り調子」と期待を寄せる。

　デイリー杯２歳Ｓ勝ち馬のダービー好走と言えば、９８年２着のボールドエンペラー。朝日杯ＦＳに出走、さらに毎日杯‐皐月賞のローテは酷似している。「いろんな人から言われますよ。でも２着ではね」と、花田助手はその例えに不満そうだ。主力伯仲の下馬評に、穴馬が割って入れるのか。