【ダービー】ヒラボク絶好さぁ大逆転
「日本ダービー・G1」(26日、東京)
前哨戦の青葉賞を制して目下2連勝。充実一途のヒラボクディープが22日、大逆転へ向けてきっちりと態勢を整えた。
先週と同様、美浦Wでの併せ馬だが、前回の追いかける形と違い、今回はサイレントクロップ(4歳500万下)に2馬身先行してスタート。直線は外に回って馬体が合う。残り1Fで少し相手が伸びかけたが、そこで初めて軽く仕掛けられるとグイッとひと伸び。最後は馬体をそろえてゴール板を駆け抜けた。タイムは6F83秒1‐39秒8‐12秒8をマークした。
動きを見守った国枝師は満足そうな表情を浮かべた。「先週は追いかけて行ってもうひとつだったし、ある程度やってあるからね。きょうはスムーズに走らせようと思っていた。カイバも食べているし、状態は問題ない。芯が通ってきた感じだね」と目を細めた。
青葉賞の勝ち馬は2年連続で銀メダル。「距離もコースも問題ないからね。一線級とは初めてで手ごわいけど、この馬も十分戦えるところまできている」と好勝負を約束した。指揮官にとっては03年のマイネルソロモン(18着)以来、10年ぶり2度目の参戦となるが「無事にここまできたし、あとは運が向けば…」と楽しみにしていた。