【ダービー】前田幸治氏も世界獲り宣言

 「日本ダービー・G1」(26日、東京)

 東京競馬場へ詰めかけた約14万人のファンが“ユタカコール”で祝福した。鮮やかな直線強襲で第80回のメモリアルレースを制したのは1番人気のキズナ。10年に生産されたサラブレッド7197頭の頂点に立った。

 ダービーオーナーとなった前田晋二氏(61)=都市クリエイト株式会社代表取締役=は「直線では大興奮。大声が出ました」と喜びを語った。通算4度目の挑戦で、これまでの最高着順は02年ノーリーズンの8着。兄で生産牧場の株式会社ノースヒルズ代表・前田幸治氏(64)とは、一度もけんかをしたことがないそうで「兄からは“勝ってお前を泣かせてやる”と言われてました。涙もほんの少し、出ましたよ」と顔をほころばせた。

 兄の幸治氏は「牧場を開場して29年。長かったが、勝てて良かった。この勝利を5年前に不慮の事故で亡くなった山本将裕君(エクセルマネジメント=旧称・えりも農場=元代表、享年32)と、けがで療養中の佐藤哲三君(デビューから2戦目まで騎乗)にささげたい」と声を張り上げた。凱旋門賞についても「行きますよ!豊君で」とキッパリ。今度は世界最高峰の舞台を獲りにいく。

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