【新馬戦】モントボーゲン初戦突破だ
「新馬戦」(6月2日、東京)
今週からはいよいよ東西で2歳新馬戦がスタート。東京では、10年の牝馬クラシック戦線をにぎわせたアニメイトバイオの全妹モントボーゲンが、初陣を迎える。
目指すは姉の届かなかったG1制覇。モントボーゲン(牝、父ゼンノロブロイ)が、夢を乗せて府中のターフに立つ。初陣は6月2日の東京5R(芝1600メートル)。好スタートを切って、牝馬クラシックへの道筋を鮮やかに照らす構えだ。
全姉のアニメイトバイオは09年阪神JF、10年秋華賞で2着。5冠牝馬アパパネの壁を破れず、ビッグタイトル奪取はならなかった。「今週の新馬戦には国枝厩舎の馬がいないから」と笑わせた牧師は、妹に悲願を託す。「上とは体形が違う。それにこっちの方が性格はピリピリしている。その分、初戦からいけそうなイメージ。モノはいいですよ」とデビュー勝ちを強く意識する。
24日に美浦Wで3頭併せを敢行し、馬なりで4F53秒5‐38秒9‐12秒6。「まだビシッとやっていない。仕上がりは六~七分。初めからつくり過ぎてもあれですから」という言葉は、先々を見据えているからこそだ。鞍上にはウィリアムズを確保。素質で初戦を突破し、夢を現実に変えていく。