【さきたま杯】テスタマッタ豪快差し
「さきたま杯・G2」(29日、浦和)
これがG1・2勝馬の底力。2番人気のテスタマッタが後方から追い上げ、前団を丸飲みにして4つ目のタイトルを手に入れた。1番人気に推されたセイクリムズンは好位を進むも、4角で前が詰まり2着に敗れた。
折り合いに難のあったテスタマッタだが、出遅れて待機策になったことが幸いした。前半のタメが利き、向正面から仕掛けると豪快に伸びて直線で抜け出した。千四以下での実績は少なかったが、戸崎圭は「前走、折り合いを欠いたので気を付けた。出遅れたけど、かえっていいリズムになった。スタートを出てればもっと楽に勝てた」と手応えをつかんだ。野田修治調教助手は「力まず2コーナーを回れたのが良かった」と笑顔。次戦は未定だが、結果を出した短距離路線でも注目だ。